第二種電気工事士の技能試験合格のテクニック、見栄えで勝負

技能試験では、工具を扱う能力や、単線図から正しく完成施工物に展開できる能力が問われています。

時間に制限がありますので、どんなに丁寧に作業しても完成しなければ合格することはありません。

まずは完成優先です。

試験終了後、受験者が退出するとすぐに判定員の方々によって、厳密に合否判定が行われてゆきます。このときの判定はあらかじめ定めたチェックポイントによって不良箇所を減点法で採点されます。見栄えの悪い作品は、「これは怪しそう…」となり、判定員の方も念入りに審査してしまうと思いませんか?

そこで、作品作成における「見栄えのよい」 作品 のポイントをまとめてみました、是非参考にされてください。

見栄えのよい作品作りのポイント

技能試験の完成ポイント
見栄えのよい作品作りのポイント

背筋の伸びたケーブルは気持ち良い

曲がったケーブルを直線になるようにします、時間が許す限りまっすぐ整えましょう。これで見栄えは一変します。

ボックス内のケーブルは長め、外装被覆は短め

VVFの外装被覆を少なくすることで配線状態が見やすくなり、ボックス内がすっきり見えます 。

電源側は返しておけ

PF管の抜け止めのためにケーブルをU字に返しておきましょう、切りっぱなしだとだらしなく見えます 。

スリーブの下はしばらく平行に

スリーブ下のケーブルは5センチ以上直線にしてねじれもとっておきます。えのき茸のような形が理想です。

スリーブの刻印は表向きに見やすく

判定員の方はスリーブ刻印を見て判定します。刻印が見やすいように表向きにします。

ケーブルをはわせて安定させる

ボックスの外側のケーブルは机に接するようにします。作品全体のすわりが良くなり安定感がでます。

まとめ

試験会場の撤収作業を想像いたしますと、一つの作品の判定にかける時間が案外短いと想像する事ができます。判定員の方々は厳密にしかも効率よく判定を行う為に色々と御苦労されているのではないでしょうか。

一見して合格とわかるような作品は正々堂々としていて判定員の方も気持ちよく審査が出来るのではないかと思います。

電工一発おススメの技能試験テキストはこちらのページで紹介しています。

納得のいく作品で合格を勝ち取りたいものですね。