
今回はダウンライトの交換について書いてゆきます。この記事に来られた方は家のダウンライト照明をLED化したいなあ、LEDダウンライトって電球だけ交換できないの?って思って来られた方だと思います。

ダウンライトって電球が切れたらどうやって交換したらいいの?
自分で交換できるのかなぁ、教えてください!
この記事を読むことで以下のことがわかります。
ダウンライトの交換が増えている理由
ダウンライトは自分で交換できる?
ダウンライト交換にかかる費用の目安
ダウンライトが増えている理由
ぜひ最後まで読んでください。
ダウンライトのLED化
ダウンライトが一般住宅に普及し始めた時はまだ白熱灯でした、その後は蛍光灯になり、2021年の現在は、照明器具のLED化が進み、ダウンライトはほぼ全てLEDタイプのみになりました。
交換用の白熱ランプの生産は終了し、蛍光灯も生産が終了することを発表しているメーカーも多くなっています。
いずれ、既存のダウンライトをLEDタイプに交換する日が必ずやってきます。
初期のLEDダウンライトが寿命の時期に
LEDダウンライトが発売されたのは2010年頃です。
それから10年以上が経過し、初期のLEDダウンライトは寿命を迎えていることが背景にあります。
LED素子の寿命は概ね40000時間あります、住宅で普通に生活し毎日使っても10年以上は十分にもつ計算ですが、器具の寿命は8~10年と言われています。
これは、LED以外の電子部品や電線類にも寿命があり、総合的に安全も考慮し交換を推奨されているわけです。
LEDダウンライトの低価格化がすすんだ
LEDダウンライトが発売されたころ定価は1灯で2万円を超えていました。
しかしLEDは電気代が白熱灯の約1/10、蛍光灯の約1/2になることから省エネ化の波にのって爆発的に普及しました。
その時の日本は東日本大震災に伴う電力ひっ迫もあり、器具の価格が高くてもLEDの採用が進んだ時期でもありました。
1灯2万円を超えていたLEDダウンライトですが、現在は同等の性能のものが定価で4000円以下、実勢価格ではLED電球より安いものも増えています。
ならば、電球交換するより器具ごと交換を考えるのが合理的ですよね。
ダウンライトは自分で交換できる?
ダウンライトの交換には電気工事士の資格が必要です。
え!って言う方もいらっしゃると思いますが、結線工事には第二種電気工事士資格以上の工事士資格が必要になるからです。
第二種電気工事士以上の国家資格を取得すれば、ダウンライトの取り換え工事は可能になります。
ダウンライトの交換って難しいの?
すでに設置済みのダウンライトを取り換えるなら、実は簡単なんです。
天井に手が届くための脚立などは必要になりますが。
新しいダウンライトは天井にバネだけで止まっており、枠を持って下に引き下げるだけなんです。
でも、配線は資格がないとできません。

へぇ、バネで止まっているだけなんだ、どうりでネジとか見えないんですね。

そう、外すのはフチを持って下に引き下げるだけなんだ。
引き下げるとコードが繋がってでてくるよ
しかし古いダウンライトは先に反射板などを外す必要があり、バネではなく金具で固定されています。ねじが固着してるとちょっと取り外しの方が手間取るかもしれません。
私はイケ〇の組み立て式の家具よりは簡単だと思っています。
ダウンライト交換にかかる費用の目安
ダウンライトの交換にかかる費用(目安)
現場出張費:5000円~8000円
取り換え費:1灯あたり1500円~2000円
取り外し費:300円~500円(廃棄費を含む)
※器具代含まず (当サイト独自調べ)
ダウンライトを新規に設置する場合は、別途天井に開口工事+配線する費用が必要で、事前に工事が可能かの調査も必要となります。

交換費用を安くするコツ
家の近くの電気工事店に依頼することです。
理由は、上記の出張費5000円~8000円を安くしてもらうようにお願いすることが可能だからです、交渉の余地が大きいわけです。
近所の電気屋さんが脚立を持って歩いて行ける場所なら「お値下げ」の可能性は大です。近所の電気工事店に電話して交渉しましょう。

そっか、近所の電気工事屋さんに頼めばいいんだ!

そう、出張費を低く出来れば安くなるよ
家電量販店やホームセンターで器具を買えば工事も受け付けてくれるよ。価格比較は器具と工事費の総額で検討を。
器具を安く買うならネット通販で自分で購入しておくことです。メーカー定価の半額以下で買えます。
購入時の器具選定の注意は、天井の穴寸法を間違えないことです。
大半のダウンライトはどのメーカーも穴寸法が標準化されており、直径100ミリ、125ミリ、150ミリの三種類です。


穴寸法の確認のために器具を下すだけなら資格が無くてもかまいません、要は配線工事に資格が必要なんだ。
下におろせたら穴の直径をメジャーで測ろう。
直径100、125、150mmなら標準サイズ。選べる器具も多い。
写真の穴は150mmでした。
特に古いものは例外の寸法もあります、これは注意が必要です。
さらに大きな穴を開けるか、穴埋め工事が必要となり大掛かりな工事になってしまいます。
下のリンクをクリックしすれば一般的なダウンライトの価格が見れます
(60Wタイプ電球色)
〇100mm用(価格表示あり)
〇125mm用(価格表示あり)
大光電機(DAIKO) LEDダウンライト(軒下兼用) (LED内蔵) LED 5.2W 電球色 2700K DDL-5105YW〇150mm用(価格表示あり)
DAIKO LEDベースダウンライト COBタイプ 高気密SB形 非調光タイプ 電球色 白熱灯60Wタイプ 防滴形 埋込穴φ150 ホワイト DDL-5108YWダウンライトが増えている理由
天井がフラットになりスッキリするし、なにより器具代も安いからです。
機能面でも進化しており、調光器を付ければ明るさだけでなく、光の色が変えられるものができたことで、シーリングライト同様の機能を実現できるようになったからです。
壁の調光器も進化し、リモコン式やスマートスピーカーと連動可能な壁スイッチも大手メーカーから発売されています。
まとめ
・ダウンライトの取り換え工事は第二種電気工事士資格が必要
・取り換え作業は難しくない
・ダウンライトの取り換えを安くするには、近所の工事店に依頼するのが良い
・ダウンライトはネット通販で購入が安い、
・ダウンライトの購入は、取り付け穴寸法をよく確認する