MCC VS-4A【解説】電気工事士技能試験対応VA線ストリッパー紹介

MCCのVS4A
MCC-VS-4Aの

今回は電気工事士技能試験対応 VA線ストリッパー(ケーブルストリッパー)紹介のMCC VS-4A編です。
メーカーからの情報だけでなく、実際の質感や使用感などに注力した記事になるようにしていますので、きっとあなたのお役に立つ情報になっていると思います。

結論は最後の「まとめ」に書いていますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

なお商品情報には販売サイトへもリンクしていますので、すぐ手に入れることも可能です。試験が近づくと人気商品は品切れる可能性もありますのでよくよくよくご確認ください。

ではさっそく始めましょう。

MCCさんについて

株式会社MCCコーポレーション(株式会社松坂鉄工所)さんは、配管や鉄筋に使う作業用工具専門の工具メーカーさんです。

太い鉄筋やパイプを切断したり回したりする、大きめの工具が得意分野の有名メーカーさんで、建築現場や工場などで使っているのをホントよく見ます。鋸で切ると時間の掛かるワイヤーや鉄筋もテコの原理で切ってしまうすごい切断工具が揃っています。

個人で所有するには大きさも価格もずば抜けるものが多いので、作業所や会社所有の工具ですね。
わりと、現場に特化したガテンなイメージの会社さんです。

MCC VS-4の特徴

MCCのVS-4Aの左利き用目盛り
MCC VS-4Aの左利き用目盛り

表面印字が両面とも共通、左利きにおすすめ

MCC VS-4の最大の特徴は、両面まったく同じ表示になっていることです。

他のメーカーは、おおむね右利きを想定していて、裏表で表面印字が異なります。
この表示の目的は大きく2つあり、ケーブルの太さと、スケール(定規)表記です。
裏表が違うと、工具を握った手首を返す必要があります。

このMCC VS-4は裏表の区別がないので、裏表同じところに同じ表示があるのです。
すなわち表示を探して工具を持ち替えるという所作がまったく不要です。
これは、作業が早くなります。
また、左利き用の目盛があり、印字位置が配慮されています。左手で握ってみるとこの目盛り位置はホント助かるというのが良くわかります。すばらしいです。

先端部、のの字曲げ用の2つの溝

MCCのVS-4Aの先端部
MCC VS-4Aの先端部

MCC VS-4の先端には2つの溝があります、のの字曲げ加工をするときの大きさ(φ3.5とφ4.0用)で使い分けるようになっています。
単純に他社と比較して、少し長めで細くなていて細かな作業に有利ということです。
のの字曲げは慣れると2アクションでできますが、初めのころは曲げすぎて小さくなって広げ直したりと、修正が必要なことも多いです。先端部が細いとこういう作業がやり易くて良いですね。

ばね部

MCC VS-4Aのバネ部
MCC VS-4Aのバネ部

大きめのステンレス製のしっかりしたバネが二枚ついています。
しっかりしていてよいのですが、ちょっと大きいので親指あたりにあたります。小型化を検討してほしいところです。
おそらくバネを交換できるように考えられているようですね。

グリップ部

MCC VS-4Aのグリップ部
MCC VS-4Aのグリップ部

特徴的なことは2点あります。
まず、羽根つきグリップです。
手が滑って指が切断部分へずれないようストッパーになるものです。

それと、グリップの端に穴が開いていて落下防止ワイヤーが通せるようになっています。

この二点は他社にない特徴です。

どちらも安全面の配慮した機能になっているということです。すなわりち工事士になってからも使ってもらおうという意図が強く感じる特徴と言えます。

やはりプロ意識の強い方が設計されているのだと思えますね、

プロを目指す受験者はコチラを選ぶのがよいかもしれませんね

重量

実測は221グラムでした、ホーザンP-958より実測比較で15グラムほど重いのですが、黒い見た目で重厚感があったので、持った瞬間「意外に軽い」と思ったぐらいでした、見た目の先入観でそう感じたのでしょうね。
重量の差は、ばねの重さかもしれません、特別すごく重いという感じはありません。「黒いのが好き」という方は、好みで選ぶとよいでしょう。

動画説明

メーカーさん作成動画です

VA線ストリッパ(エコ)使用方法

まとめ、結論

最新の価格を調べる

両面共通表示、左利き対応がMCC VS-4の最大の特徴です。そして男らしいブラック、現場仕様のバネとストラップ穴つき、これが購入の決め手でしょう。

グリップが黒いと汚れも目立ちにくく、試験後も使っていこうと思っている方におススメです。

全体が黒くて、凄くカッコいいです。