マーベルのMVA-1620を実際に使ってみました。
詳しく解説しています
ぜひ最後まで読んでください。
今回は電気工事士技能試験対応のVA線ストリッパー(ケーブルストリッパー)紹介 マーベル MVA-1620です。
当サイトでは、ユーザーさんの視点で記事を作り掲載をしております。
メーカーさんからの情報だけでなく、実際の質感や使用感などに注力した記事になるようにしていますので、きっとあなたのお役に立つ情報になっていると思います。
結論は最後の「まとめ」に書いていますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
なお商品情報には販売サイトへもリンクしていますので、すぐ手に入れることも可能です。試験が近づくと人気商品は品切れる可能性もありますのでよくよくよくご確認ください。
ではさっそく始めましょう。
マーベル社さんについて
株式会社マーベルさんは老舗の電設工具専門メーカーさんです。
会報紙「道楽会だより」を早くからネット対応に(https://www.dourakukai.com/)するなど、電気工事士さんへの情報発信に注力されました。
その内容から初心者電気工事士さんを取り込むのがホント上手いなあ、と思うメーカーさんです。
マーベル MVA-1620の特徴
ばね部
板状の皮むきストリッパー工具には当初ばねが無いのが普通でした。それは、そももそもバネを付ける厚みもスペースもなく、付けると工具が厚くなり「薄型工具」の良さを損なうためでした。軽量=ちょっと使いにくい だったわけです。
板状の工具は簡易工具的なものであり、使い勝手や耐久性は劣るとされてました。
しかし、試験用の需要が高まるにつれ、使い勝手を向上する必要があり、差別化が求められどんどん改善されてきました。
このバネの役目は、握り切ったあとホンの数ミリ戻してやることで先端を開かせ、次の作業をやり易くすることにあります。無いと戻す動作が加わり手間がかかります。以前はバネがないから仕方ないと諦めていた機能だったのです。
マーベルの MVA-1620はこのバネ部が存在に気づかぬほど工夫した位置にあります。
他社のバネと違って、グリップ部分にバネが飛び出しておらず、手に当たることがまったくなく邪魔になりません。
これは本当にお見事です。
先端部、のの字曲げ
先端の「のの字曲げ」部です、プライヤの先端ですね。
他社のものよりシャープな仕上げになっていて合わせ面積が広めになっています。
この合わせ面の広さは「のの字曲げ」に有利というよりも、汎用工具としての使い勝手向上の要素が高いと言えます。
広い面でつかめると、薄い板などがつかみやすくなるので、作業用途の幅が広がるからです。
切断刃の形状
ケーブル切断用の刃にアールが付けられています。
三社の中で、VAケーブル切断用の刃にアールが付いているのはマーベル社のみです。
刃をにカーブを付けることでケーブルに食い込みやすくし切断時に必要な力を軽減します。
グリップ部
赤いグリップが特徴です、他社と同様にしっとりした質感です。
特徴はグリップにも寸法の目盛りが付いていることです。なぜか写真の面だけなのがちょっと残念ですね。謎です。。
重量
実測で215グラム、カタログ表記の通りでした。
ホーザンP-958と比較すると、約10グラム重いだけです。たった10グラムですが同時に持つとはっきりわかります。グリップ部が若干長いせいでしょうか、その分しっかり感は感じます。
メーカーさんの動画
まとめ、結論
バネ部の出来の良さがMVA-1620の最大の特徴です。これが購入の決め手でしょう。
P-958と比べると若干ですが大きいです。
グリップの厚い面が若干広いので、手の大きい方には良いでしょう。
赤いグリップが間違いなく目立ちます。
下の記事で、VA線ストリッパー3種を徹底比較しています、是非見てください